デイサービスとは、福祉施設に高齢者が日帰りで通い、食事や入浴などの生活援助やレクリエーション、機能訓練などを受けることができるサービスです。
一方、お泊りデイサービスとは、普段デイサービスを利用している福祉施設に、利用者が昼間にデイサービスを終えたあともそのまま宿泊できるサービスのことをいいます。
このようなお泊りデイサービスは、介護をする家族の負担軽減や利用者自身の気分転換になるため、最近では希望する人が多く、需要は右肩上がりです。
しかし、デイサービスは公的なサービスで介護保険が適用されますが、お泊りデイサービスは介護保険が適用されず、自費利用になるのがネックです。
費用は数百円から数千円となっており、事業所によってサービス内容も異なっています。
それに、宿泊設備を持つデイサービス施設や介護職員が不足している影響で、実はお泊りデイサービスを希望しても、なかかな利用できない状況にあるのが現状のようです。
ですから、多くの人がよりよい介護を受けられるように、お泊りデイ施設や介護職員を増やし、お泊りデイサービスも介護保険が適用できるようにすることが望まれています。
また、人材不足の解消も重要な問題であり、介護職員が継続して勤務できるように、労働条件を見直すこともポイントになります。
無理な条件で勤務が続くと、精神的にも身体的にも介護士には負担がかかってしまい、仕事が続けられなくなります。
そうなると、人材不足は改善されないので、現在の介護職員を大切にし、さらに新たに介護職に就く人が増えるように、労働条件の改善をする必要もあるでしょう。